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想いを込めたお墓デザインコンテスト

第23回デザインコンテスト受賞のお墓

【ご注意】
こちらに掲載されているお墓は、ご応募された方が想いを込めて作っておられます。安易に模倣等されないようご配慮をお願い致します。



はるか若き日、赴任先の島から結婚前の二人が毎晩眺めた見た思い出の灯台を模したお墓

佐賀県 久富様

お墓建立の際のエピソード

大学を卒業してすぐに赴任したのが、長崎県平戸市からフェリーで約45分の所にある的山大島(あづちおおしま)という小さな島。現在は人口1,200名前後と過疎の島ですが、当時は6,000名ほどが暮らしていました。その島の高校の農業、理科の教師として5年間を過ごしました。大島は、古くから海上交通の要所として開けて、天然の良港である的山湾には、室町時代の「隋明船(隋明使節団)」など、中国大陸へ渡る船団の寄港地。平地は少なく、海岸線は断崖が多く絶景です。その大島から夜に平戸の方を眺めると、平戸の岬には灯台の光が見えて、とてもきれいな海の景色でした。その島で知り合った9歳違いの妻とは、島を離れた後、29歳で結婚。お墓を作るにあたり、「島の娘」の妻との出会い、思い出を形にしたいと考え、灯台の形の墓石を考え石材店と何回も打ち合わせ、推敲しながら建立しました。高さは人間の背丈よりも少し高い2mあまり、スッキリと立ち、上方を灯籠のようにくり抜いた窓があり、中に赤い石を置き、ライトが光っているように工夫。退職後、自宅を建てる時も人任せにせずアレコレ考えて自分の想い入れを反映させましたが、お墓づくりでも想い入れを込めました。この世の住まいも、あの世の住まいも自分らしいものができたと満足しています。



義父・義妹の前で「幸せだ」と言って亡くなった気丈な義母の終の棲家。『悠』の一文字に生命、月、宇宙を込めたお墓

静岡県 水井様

お墓建立の際のエピソード

想いを形に(お義母さん、桜がきれいです)。 気丈で勝気な義母が血液の難病になり、高齢の義父との暮らしが困難になったため、私たちのいる富士に来てもらいました。病名や余命を知らされたのも、主人と私と義母の3人でいる時でした。最後まで、横で私もしっかり伴走することができました。始めは自分の病気や命の期限を受け入れるのも大変でしたが、自分の生命を諦めることなく、病気と向き合い、できることを楽しみ、みんなで食事を楽しみ、行ける時にはドライブや富士と港の見える公園を散歩もしましたね。 普通に歩いていたのが、杖をつくようになり、押し車になり、車いすになり…でも、ずっと二人で楽しくおしゃべりしながら、病院での食堂でのごはんも楽しみにしながら、一緒に通院しましたね。 「今度の月曜はまた病院だよ。桜が咲いているから、桜も見てこようね」と言ったのに、義母はその時ちょうど来ていた義父や義妹夫婦の前で「私は幸せだよ」と何度も何度も言ってくれ、次の日すっと、眠るように穏やかに旅立ちました。お医者さんが言っていた「悲惨な最期になる」ことはありませんでした。 葬儀会館から火葬場に行く時は、広見公園の満開の桜の道をずっと走っていきました。また雨も最後まで頑張って生き抜いた、義母とのお別れの涙のようでした。 私たちのこんな話を丁寧に聞いて、思いに共感して下さり、石材店の方々のアドバイスを受けながら、義母にも私たちにも大満足できるお墓ができました。生きているうちに、今年はまだ見せられなかった桜をモチーフにし、足元には波紋、四角い墓石にはモチーフの桜と、娘しかいず、他家に嫁いでしまうことも考え「悠」という漢字一文字。また中に丸い形があり、それが生命や太陽、月、宇宙、縁….など、いろんなふうに私には感じられます。 しっかり者だった義母も、このお墓を喜んでくれていると思います。私たちもお墓ができた時は、嬉しさでいっぱいでした。満足のいく、素敵なお墓になり、お墓参りの時は義母と一緒にいることを強く感じます。(嫁より)



体の不自由な人でも自由にお参りできる五輪塔型

静岡県 佐藤様

お墓建立の際のエピソード

私たち家族のお墓が道路の拡張工事のために余儀なく移転することになりました。そのお墓は、和型の墓石と五輪塔が並ぶ七段の階段を上がってお参りする大きなお墓でした。通常だとそのまま代替地に移転することを考えるかと思いますが、私は違いました。 なぜなら今までのお墓の形態に違和感があったからです。私は障がいがあり、車いすでの生活を送っています。お墓参りをするのに、人の手を借りないとお線香をあげることができませんでした。「背の高いお墓の方が家族が繁栄する」と言う話を聞いたこともありますが「なぜ、高さがある偉容なものでないといけないのか?」とずっと疑問に思っていました。上から見下ろされるお墓は私にとっては違和感でしかなかったのです。 今回、お墓のことを考えなくてはならない状況になり、「今までのお墓に対する疑問」と同時に「自分がお墓づくりに携われる意義」を感じていました。 ターニングポイントは担当していただいたお墓デザイナーさんとの出会いです。「車いすや足の悪い方でも墓地の中に入れて、お参りもお手入れも出来たらいいな」「いつでも仏様に会いに行きたくなるお墓にしたい」「威張っている人も、弱い人もここではフラットになれる場所」「みんなに、こんな素敵なお墓が出来たんだよって見てもらいたい」そんな私たち家族の思いをお墓デザイナーさんが受け止め、気持ちを整理してくれ、「どんな人にも優しいお墓」をコンセプトにお墓づくりが始まりました。 「誰でもどこからでもお参り出来るという意味で五輪塔はどうでしょうか。五輪塔は先祖供養のお墓で、四方全てが正面で決まった正面はない。だから、お墓一周どこからでもお参りが出来、全てを受け入れる供養の象徴にしたらどうでしょう。今までのお墓へのオマージュにもなります」というデザイナーさんからの提案があり、今まで洋型しか頭になかった自分に衝撃が走り、その言葉で方向性が決まりました。高さをおさえたデザインの五輪塔。そこから円(縁)が波紋のように広がるような敷石。今まで手を合わせてきたお墓の面影を残そうと既存のお墓に彫ってあった文字をそのまま使い、豪華な立体彫刻を施した灯籠の台を荷物置きとして残してもらいました。低くて、シンプルだけど存在感がある。「みんなに優しいお墓」になりました。 今思えば、障がい者と健常者を分ける弊害を感じて始まったお墓づくりだったかもしれません。その結果、家族親戚、みんなが喜んでくれ、「みんなに優しい」お墓になりました。まさかお墓をつくることによって、こんなにも感動するとは思いませんでした。納骨の日、誰の介助もなくお線香を持って自分の力だけでお参りが出来たときの喜び、新鮮さは、何事にも変えられない。清々しささえ感じました。このお墓は人との出会いで出来たお墓です。こんな感動できるお墓づくりが出来たことに感謝しています。



パチンコが大好きだった亡夫のために玉が入るチューリップ型

三重県 岡島様

お墓建立の際のエピソード

大好きだった主人を交通事故で亡くしました。その日はちょうど結婚記念日。二人で食事をした帰りの出来事でした。私をかばうように、主人は逝ってしまいました・・・。あの時から時間は止まったまま・・・。 主人の為に、個性的で他にないお墓を作ってあげたいと思いました。生前、パチンコが好きで、何かお墓に取り入れられないかと石材店と相談。墓石の形をチューリップの形(玉が入る箇所)にし、パチンコ台、ドル箱を設置しました。チューリップは、パチンコ玉1個が入ると開き、次の玉が入りやすくなる台で、パチンコ3大発明のひとつに挙げられています。沢山出たパチンコ玉を貯めるドル箱の形にもこだわり、中の玉は一つ一つ磨き上げた別々の玉となっております。フィーバーの文字を刻字し、にぎやかなお墓となりました。石はエメラルドパールを使用し、一段と華やかに仕上がりました。主人もきっと天国で喜んでいると思います。



甲子園を目指した学生時代の夢、野球ボールとバットのあるお墓

宮城県 齋藤様

お墓建立の際のエピソード

私たち夫婦は家族のためのお墓は必要だとは思っていましたが、まだまだ先の話と思っていました。しかし、病気のため若くして主人が亡くなってしまったのです。それからは毎日が目まぐるしく過ぎていきましたが、家族とも相談し、主人のためにお墓を建てることを決意しました。もともとお墓は必要だと思っていたので、決心するまでには時間はかかりませんでした。しかし、不安だったのは主人がゆっくりと安心して眠ることができるように、納骨までにお墓を建てることはできるのかということでした。 石材店さんの展示場を見に行き、他にはないようなステキなデザインの物が多く、公園のようで子供連れでも気兼ねなくゆっくりと見ることが出来ました。お墓は普段買うようなものではないため、わからないことが多く戸惑いましたが、担当の方が丁寧に説明してくれて安心しました。私たち家族の希望をかなえてくれ、非常に短い期間で建てていただいたにも関わらず、とても丁寧に対応してくださり全てにおいて満足しております。 主人は、学生時代に甲子園を目指して毎日部活で汗を流していました。学生時代の夢やチームメイトとの思い出がぎっしりと詰まっている野球ボールとバットをお墓の脇にオブジェとして設置してもらいました。きっと喜んでくれているでしょう。 偶然なのか必然なのか、はたまた縁なのか、学生時代のチームメイトが石材店さんの工事責任者として主人のお墓を建ててくれました。大好きな野球、チームメイトに囲まれてたくさんの想いが込められた素敵なお墓ができあがったと思います。



ワニのぬいぐるみも設置したお墓

宮城県 林様

お墓建立の際のエピソード

若くして他界した息子への想いを込めたお墓です。我が家では、息子が幼い頃から大事にしていたワニのぬいぐるみがありました。名前も付けて家族も一緒に大事にしていました。年月が経ち、ある時押入れを整理しているときに、そのぬいぐるみが出てきました。その時、なぜか幼い頃から大事にしていたことを忘れており、息子に確認をして捨ててしまいました。大事にしていたぬいぐるみだったことに後から気が付き、その後ずっと気になっていました。お墓を建てようと決心したとき、家族とも相談してワニのぬいぐるみをデザインに取り入れたいと考えました。サイズはコンパクトになったものの、当時の写真をもとに、石でそっくりに作ってもらうことができました。今は息子のそばに置くことができ、やっと返すことができて安心しています。



桜の花びらの彫刻とドーベルマン、愛馬の姿

福岡県 﨑山様

お墓建立の際のエピソード

会社を経営していた主人が亡くなり、お墓を建てることを思いたちました。生前の主人は田川生まれの炭鉱育ち、川筋気質で男気があり、優しさを持った人でした。主人は何についてもモダンで粋な上質なものを好んでいましたので、お墓も主人らしいお墓にしようと考えました。お墓のデザインはこだわりをもって石材店との打合せを重ねていき、石の色は主人が好んでいた黒で、インド産の黒御影石にしました。墓石には好きだった桜を花びらが舞っている感じをデザインして彫刻をしてもらいました。また、主人が寂しくないように飼っていた愛犬のドーベルマンと障害飛越競技の愛馬の姿を、墓石と同じ石でレリーフに彫刻して、「Your love is continuing」 -あなたといつもそばにいます-と刻んでいます。 そして、お墓の両側には花壇を設けて、いつも花が咲き、緑があるようにしています。主人と生前親しくしていただき、お墓に会いに来られる方が、想い浮かべられるようなお墓ができて、主人も喜んでいると思っています。



宮沢賢治の童話「よだかの星」をテーマにしたお墓

埼玉県 鹿野様

お墓建立の際のエピソード

父が、尊敬する作家の一人である宮沢賢治の童話「よだかの星」をテーマにした陶器のオブジェを作ったのは2010年のことでした。母の意見も取り入れて、星空の中をよだかが昇天していく作品です。本人曰く、「吾輩の墓にはこのオブジェを載せて欲しい」とのこと。 その15年前に心臓発作で倒れ、ペースメーカーを入れながらほぼ年に一度は入退院を繰り返してきた中での、いわゆる「終活」の準備の一環でした。「文系・芸術系の10種競技制覇を目指す」と言って、今まで新聞などで発表したコラムを自費出版で本にまとめたり、自分のお別れ会で披露する写真の選定、BGMとする自分で歌う童謡や青春歌・労働歌の録音などの準備を最期の直前まで頑張っていた姿は今も胸に焼きついています。 そして2016年、父は逝去しました。自費出版は5月に既に完成、「歌う葬送会」も遺された素材を元に本人の希望通りに送り出すことができました。残るは、「よだかの星」のお墓。 陶器のオブジェを外部の風雨の中でどのように耐久性を持たせるか、陶芸の先生や石材店さんと相談しながら、凍害対策として焼成の時にできた亀裂を補修すること、オブジェの中に発泡ウレタンを充填し強度を高めること、としました。デザインについては、ベースの石は星空をイメージした色の御影石とし、記銘についても無宗教である父の嗜好を踏まえた字体と横書きのレイアウトでシンプルにまとめられたと思います。 「よだかの星」は、醜い容姿から周囲に虐げられたよだかが、命をかけて星になることで自己実現を果たす物語ですが、この墓を見ることで、父のいつも弱いものに寄り添う姿勢や、人の尊厳に対する温かさを思い出すことができそうです。ありがとうございました。



亡き母の猫の絵と文章入りお墓

東京都 梅澤様

お墓建立の際のエピソード

父が何年も母の介護をしていて、大変なこともありました。しかし母の思い出をお墓に残したいと思い、いろいろと考えた結果、生前に母は絵を描くことがとても大好きだったので、その絵をお墓に刻みたいと思いました。 また、 「何でも聞いてくれる 家族がいる ほんとにありがとう」 という母の直筆の文章も彫刻したので、お参りに行った時は、いつも母を感じることが出来るので、よいお墓ができたと思いました。



墓石正面にはクセのある夫の字で家名

群馬県 塚原様

お墓建立の際のエピソード

会津の小学校時代からずっと一緒だった夫。穏やかで静かで、誰にでもやさしい人でした。いつもニコニコしていて、怒った姿はほとんど見たことがありません。しかし、結婚して初めて知ったことは大酒飲みだったこと(笑)。余命数ヶ月と宣告された白血病も6年間の治療で完治しましたが、他の病気もたくさんあったので大変だったと思います。 本当にやさしかった夫のために、ゆっくり横になって寝られるようなお墓を建ててあげたいと思いました。墓所は娘の自宅から見える所で、墓石は低めの重厚感のあるもの。そして墓石正面には夫の字で「塚原」と彫って頂きました。なんともクセのある字ですが、不思議にも、この文字が私たち家族に語りかけてくれるのです。会話ができるのです。話が弾むのです。 まるで夫がそこに居るかのように思えるのです。娘や親戚、兄弟からも「いいお墓だね」と言ってもらえて嬉しいです。私にとって、お墓参りすることは夫を思い出すということ。そして、それはこれから生活する力に必ずなってくれると思います。とても居心地のいい空間を造って頂きました。石材店の皆様、本当にお世話になりました。



故郷北海道の炭鉱の景色を形にしたお墓

茨城県 眞賀様

お墓建立の際のエピソード

父が亡き後、今後のことを考え故郷の北海道から茨城県にお墓を移すことになり、石材店を探したところ縁あり、ある石材店にお願いすることになりました。お墓を建てるにあたり、一般的な形にこだわらず自分の想いをお墓に込め、私が育ち父の働いた炭鉱の景色を形にしました。 墓石は炭鉱の立坑をイメージし、すらっと天まで伸び、土台は石炭屑の山「ぼた山」や故郷の山々と裾野に社宅が立ち並び石炭のストーブで煙が立ち昇る景色を、お線香立ては父が毎日炭鉱の地底に入っていく坑道入り口、そして煙がストーブの煙のように空に漂う、さらにロウソク立ては北海道のスズランの花、墓石の色は石炭の色の黒、この想いを石材店に伝え、形にしてもらいました。イラストを見せられた時、自分の思いが形になっていることに感動しました。



居間の楕円のテーブル型のお墓

静岡県 長谷川様

お墓建立の際のエピソード

「家族らしいお墓って何だろう?」そんなことを一生懸命考え、出した答えは「円(縁)を感じられる場所にしたい」ということ。その考えに家族みんなの想いが一致し、私たちのお墓づくりはラフスケッチから始まりました。 主人は生前商売をしていてご縁をとても大切にしてきました。そんなこともあり、お墓のカタチも縁(円)にしようと考えていました。しかし、お話を進めていくうちに新しいアイデアが浮かびました。それは自宅の居間の楕円のテーブル見ていて石碑を楕円に出来ないか?というアイデア。早速、担当者さんに自宅に来ていただき相談しました。 私たち夫婦はご自宅にお友達を呼んでパーティーをすることが好きで居間の大きな窓から望む公園を見ながら、お食事をする時間がこの上ないひと時でした。春には桜が咲いて部屋の中からお花見ができるお気に入りの居間。その中心にはいつも楕円のダイニングテーブルがありました。そこはまさに家族、仲間の集う場所でした。 楕円のお墓にライチレッドというインド産の石材を使って色もテーブルのイメージにピッタリ。居間の窓から見える木々の緑をイメージして外柵はインド材の緑の御影石を。お墓がまさに家の居間のような家族の集う場所になりました。そして、石碑のカタチの他にこだわった場所があります。それは入口からお墓までのアプローチです。 墓地を買った時から「お墓を東向きにしたい」という希望がありました。しかし、東側にはすでにお墓が建っているので入口を敷地の横に設けることを考えました。敷石は横から入って正面に曲がる特殊なアプローチです。どうやってお墓の竿石の円との統一感を出すかを担当者さんに相談しデザインしてもらいました。 2色の石を組み合わせた敷石はどこのお墓にもなく、とても気に入っています。



トルストイの詩の彫刻、まわりは薔薇の花で装飾

神奈川県 渡辺様

お墓建立の際のエピソード

母が亡くなり、墓地をさがしてずいぶんと時間を費やしてしまいましたが、10ヵ所目でとても素敵な墓地と出会うことができました。四季咲きの薔薇の花が一面咲き乱れ、一歩足を踏みいれると薔薇の香りが迎えてくれました。高台にある墓地からはパノラマで丹沢の山々が眺められるそんなお墓に、いつもお参りをしたくなる魅力を感じました。 墓石を決めるときは、お墓というより、母の生きた証を残す石碑のようにしたいと思いデザインをしました。芝墓地のグリーンに合わせて、ほのかなピンク色の石を選びました。広げたページの流線が美しい聖書の形にしました。 トルストイのこの詩 Leo Tolstoy 「The sole meaning of life is to serve humanity .」 レオ・トルストイ 「人生の唯一の意義は、人のために生きることである。」 のように生きていた母の教えを代々に伝えていけるようトルストイの詩を彫り、まわりは薔薇の花でかざりました。 石碑の前で手を合わせると、心が清らかになる感じがします。家族は、日々の暮らしの中で、成功した時、うまくいかない時、立ち止まってしまった時などにもよくおとずれます。体とこころがやすまる憩いの場所になっています。



自分の道は自分で切り開くことを導く「道」

宮城県 高泉様

お墓建立の際のエピソード

私たち家族には、先祖代々から守り続けているお墓がありました。しかし、東日本大震災の影響で墓石にはキズがついてしまい、その他にも地盤沈下も気になっていました。母の十七回忌を控え、地盤沈下の解決まで安心して任せることが出来る石材店を探し、近くにある石材店に立ち寄ってみました。 そこで担当の方 に気になっていた、地盤沈下のことを相談したところセメントを混ぜての地盤改良と耐震施工の説明を詳しくして下さり、信頼することができました。その他にも、掃除がしやすいよう通路を設けてもらったりと自分の要望通りのお墓になりました。 一番のこだわりは、彫刻の言葉“道”。この文字には、「自分の道は自分で切り開くこと、自分の道を輝かせるためには、周りの人達を大事にすること」という子供たちへの想いが込められています。この言葉を、お墓参りの時に目にすることで、ご先祖様に感謝すること、家族・友人を大事にすることを伝えていけると思い、彫刻をお願いしました。無事に母の十七回忌には、綺麗なお墓で家族みんな揃ってお参りすることが出来ました。



「美しく生きた」ではなく「美しく生きる」を刻んだお墓

宮城県 高橋様

お墓建立の際のエピソード

亡くなった主人と私はキリスト教徒です。お線香を使わないのですが、香炉は作ってもらいました。仲のいい義娘の実家はお寺です。 私の願いは宗教に関わらず「美しく生きたい」「美しく生きて欲しい」ということです。もちろん容姿に限ったことではありません。例えば、友達との集合写真が印刷されてきた時、一番最初に自分がどんな風に写っているかを確認してしまいます。そんな時「私はまだまだ美しく生きていないな」と思います。 凛とすること、他者を深く思いやること、いつも感謝すること、素敵な生き方にはいろんな形がありますが、それらをまとめて彫刻の文字を決めました。またお墓は美しく生きた主人の眠る場所というだけではなく、子や孫たちに生き方を伝える場所にもしたいと思い、「美しく生きた」ではなく「美しく生きる」としました。 お骨は入っていませんが、代々のペットたちも素晴らしい時間を共有したかけがえのない家族です。せめて名前を刻んであげたいと考えました。 我が家の庭には自慢の薔薇があります。テレビの取材が来た時に、主人は得意になって説明していましたが、本当は私が世話をしています。でも美しく生きた主人のご褒美に薔薇の彫刻をしてあげました。



私たちが今あるのは先祖のお陰、「縁」一文字彫刻

宮城県 上郡様

お墓建立の際のエピソード

訳あってご先祖様代々のお墓を引っ越すことになりました。公営墓地や民営墓地という選択も出来ましたが、整備された環境よりも自然な佇まいの中に眠って頂きたい、眠りたいと考えていた時に、ご縁があって共同墓地のお仲間に入れて頂くことになりました。すぐ近くには私たちのご先祖様のル-ツとなる方たちのお墓も建っています。 お墓を建てるにあたって、なによりも大切にしたかったのは「縁」です。今日の私たちがあるのは、累々と続く先達たちのお陰。そして今現在関わりのある周りの皆さんのお陰でもあります。ご先祖様代々のお墓を移設することも考えました。形そのものではなく、再加工して香炉と供物置きとして残すことにしました。 和型を検討した時期もありました。いろいろ勉強していく中で、和型の形の意味を知り、最終的にはその込められた思いだけを反映させることにしました。 自然体を愛する私たちとしては自然石にも強く惹かれました。石材店さんに帳場まで案内してもらい、「一期一会」に感動しました。 最終的に選んだのは、「調和」となによりも「縁」です。「調和」と「縁」を形にする、それは漠然としていて大変困難な作業でした。気持ちを込めれば込めるほど、足し算が重なり、その形は複雑に排他的になってしまいます。 一度足したものをどんどん引いていく。まるで禅問答のようですが、このお墓はそうやって出来上がりました。雑木林の中に存在感を示しながらも自然に佇むお墓をとても気に入っています。そしてこのお墓の前に立つ人すべてを受け入れてくれるように感じます。 墓誌にも「縁」に対する気持ちが込められています。一番最初に先祖代々の諸精霊に感謝し、その後に続く人たちの場所をたくさん設けました。お墓の形としてだけではなく、私たちと縁を結んだ皆さんを歓迎したいと思います。 最後に、お墓を建てるためにいろいろお手伝い頂いた石材店ともいい「ご縁」です。



生前は言えなかった「感謝」をお墓に

京都府 土永様

お墓建立の際のエピソード

父の一周忌に合わせ、家族でお墓をデザインすることになりました。石材店の方から、「想いのお墓づくり」をご提案いただき、家族の想いをカタチにすることにしました。 一代で会社を築き、仕事一筋だった父は、少々頑固なところはあったものの、人一倍義理人情に厚い人間で、自分よりも家族のこと・人のことを想う父でした。そんな父からは、たっぷりの愛情を込めて育ててもらい、遊びも含め多くのことを学びました。日頃から感謝していましたが、素直になれなかった私は、なかなか直接伝えることができませんでした。その想いから、「感謝」 という文字を彫ることに決めました。 また、父のトレードマークはタバコでした。病気が発覚してから、お酒はやめられてもタバコだけはどうしてもやめることができませんでした。そんな父だったからこそ、私たちがお参りしたときには、ゆっくり話をしながら一服してもらいたいという想いで灰皿を作っていただくことに決めていました。それは、本当は寂しがりだった父に、その一服が終わるまではそばにいてあげたいからです。そして、そのお墓には母も入るので、母の意見も取り入れました。それが母の好きな「桜」でした。散っている桜や流れている桜をイメージし、母のイメージになるよう石材店の方にはご無理を言いましたが、イメージ通りのものをカタチにしていただけました。 何度も何度も家族や石材店の方と話し合いを重ね、完成しました。今では、墓地が近いということもあり、時聞があれば家族一緒で父に会いに行っています。お参りに行く度に、感謝の気持ちを伝え、父の温かみを感じています。両親のように力強くて、優しい、そんなお墓にしていただきき、私たちの想いをカタチにしてくださった石材店の方々にはご協力いただき大変感謝しております。



親戚は隣同士、名字は違っても一緒のお墓に入ろうと「二世帯のお墓」

宮城県 安達様

お墓建立の際のエピソード

我が家と親戚は隣同士。お互いの家を行き来するにも玄関を使わずに出入りするほどの仲良しです。名字は違っても一緒のお墓に入ろうと「二世帯のお墓」を検討。普通は石塔に二つの名字を彫刻するようですが、抵抗があり悩んでいました。 石材店の担当者は息子とちょうど同世代。最初に店に行った時に妻と話しが合ってしまい、相談に乗ってもらうことにしました。事情があって早くお墓を建てたい我が家に合わせて、翌日にはいろいろな提案を作って訪問してくれました。 二世帯のお墓ということで、両家わけ隔てなく左右対称になった形に全員の意見が一致し決定。皆が納得の形です。 最初にお墓に納まるのは、自分の結納の前の週に突然逝ってしまった息子です。 70才の私より先に息子が逝ってしまうとは夢にも思わず、現実を受け止めることができないでいました。これから幸せになろうとする息子を見て、私も幸せの頂点に居た時のことです。 もちろん今でも諦めきれるわけではないのですが、息子の大事にしていた車に乗り、このお墓に会いに行くことで少しだけ気持ちが癒されるように思います。



聖書があり、神の元に旅立つレッドカーペットのように紅い石

大阪府 浅田様

お墓建立の際のエピソード

最初どうしたらいか全くわからず、石材店さんに行き、話を聞くうちに私たちでも出来るかもと想いお願いすることにしました。十字架もただ十字にするのではなく、色々調べて素敵な十字架を見つけ、神の元に旅立つ特別な道のつもりで、レッドカーペットのように紅い石を使い、マリア様の好きな百合の花をあしらいました。聖書も置きたいと、次から次に思い浮かぶことをお話ししたところ、的確なアドバイスをして下さり、素敵な我が家ができました。



三つの智慧を表す三つの輪がメビウスの帯のような形になったお墓

佐賀県 田中様

お墓建立の際のエピソード

墓石の三つの輪は、仏がそなえる三つの智慧を表しています。(自他の過去世のあり方を自由に知る宿命明、自他の未来世のあり方を自由に知る天眼明、煩悩を断って迷いのない境地に至る漏尽明) 墓石の石は緑色系の石材にこだわりました。父は長年果樹の仕事に携わり、緑にふれておりましたので使用してもらいました。 輪の形は、1ヶ所をねじりまたもとの所にもどってくるメビウスの帯のように作成してもらいました。形のヒントになったのは石材店の社長さんの石材彫刻の作品を見せていただいた時に「これだ」と思っていたからです。私はこの墓石の建っているお寺の住職であり、この墓石は私の実家のお墓です。             

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