2019/04/24 【明日を楽しむレシピ】
今年は10日間と言われる大型連休。旅行や帰省などの予定を入れている方も多いのではないでしょうか。さまざまな行事が予定されている都内では、逆に外出を控える人もいるようですが、海外からの旅行客でも賑わう観光地や繁華街は書き入れ時。みなさんはどのように過ごされますか?
<法改正により増えていった休日>
「ゴールデンウィーク」は和製英語で英語圏の方には通じません。黄金週間、大型連休とも言われ、かつては飛び石連休ともよばれていました。
昭和時代、「天皇誕生日」(現在は昭和の日)の4月29日、「憲法記念日」の5月3日、「こどもの日」の5月5日と飛び飛びで祝祭日が続き、加えて5月1日のメーデーを休日とする企業も多いことから、この期間を飛び石連休と呼んでいました。
さらに1985年の「国民の祝日に関する法律」の改正により休日に挟まれた5月4日が「国民の休日」になり、2005年には祝日法の改正により憲法記念日や昭和の日が日曜日と重なった場合、こどもの日の翌日が振替休日と定められました。
そのためにこの期間が休日になる機会はぐっと増えることになり、土日も活用して長期の休日をとる人が多くなりました。
<映画の興行成績から生まれた言葉>
ちなみに「ゴールデンウィーク」とは、1951年に大映と松竹が同時上映した映画「自由学校」が、この年の飛び石連休に大映創立以来の興行成績を収めました。そのことから大映が使った商業用語に端を発しています。それが一般にも4月~5月の連休を指して使われるようになり、やがて呼称としてすっかり定着しました。
しかし、放送局や新聞社などでは、ゴールデンウィークが一企業の商業用語から始まったことや、年配の方にわかりづらいということで「大型連休」という表現を今も多く使っています。
ゴールデンウィークと言えばテレビニュースをにぎわすのが帰省や旅行客で混みあう駅や空港の様子です。最近はピークを避けて移動される方も増えてきました。
すっかり定着した感のあるネット通販などの宅配便の運行や金融機関の営業も気になるところです。ATMの稼働時間もぜひチェックしておいてください。