2016/01/03 【明日を楽しむレシピ】
身体を鍛えられるスポーツジムは、「日ごろの運動不足を解消したい」「ダイエットに成功したい」「筋肉を付けたい」など、利用者によって目的が異なります。しかし、近年ではコミュニケーションをとるための社交場として利用する人が出てきました。
スポーツジムが社交場へと変化
スポーツジムを社交場として利用する層のなかに、団塊世代が含まれています。この世代はお金と時間がある上、健康志向も強いといいます。全国展開するあるスポーツジムチェーンのなかには、20年前と比べて、60歳以上の会員の割合9倍も増えているところもあるようです。
60代の生活はスポーツジムが中心
総務省が公表する家計調査によると、60代のスポーツクラブ使用料は、全世代のなかでもっとも高くなっていました。支出金額における年齢階級別のシェア率をみても、60代が頭一つ抜き出ており、需要の高さが伺えます。
また同調査では、フィットネスクラブ会員数の年齢別構成比も公表しています。これによると20代、30代の会員比率が年々低下する一方で、60歳以上の会員比率は上昇していました。今やスポーツジムは、シニア層が中心になっているといっても過言ではないようです。
ケガに気を付けながらトレーニングしよう
同世代と運動をしながらコミュニケーションをとることができるスポーツジムは、定年退職を迎えて、趣味や楽しみがないときのいい選択肢となり得ます。
ただ、自分の体調に合わせ、無理のないトレーニングをする必要があることも忘れてはなりません。加齢とともに関節や骨も老化し、筋力も低下するので、あまりに無理な運動をするとケガにつながる可能性があります。
運動ができる楽しいコミュニケーションの場であっても、ケガをしてしまえば一定の期間は足を運べなくなります。ジムのトレーナーとのアドバイスをよく聞いて、より安全なトレーニングをおこなうことで、充実した日々を送ってください。