2015/06/22 【快適くらしのレシピ】
中年のなかには、腰痛や便秘に悩みを抱える方は多くいるでしょう。いずれも老化による肉体の衰えが主な原因とされ、対策には腹筋を鍛えることが効果的です。今回は、楽に取り組める腹筋トレーニングを紹介します。
便秘に効く大の字腹筋
便秘は、72時間以上便が出ない症状を指します。そのメカニズムは、腸のぜん動運動を腹筋が支えられなくなるからです。解決のためには、腹筋を鍛えあげることが大切になるでしょう。
便秘の解決に役立つトレーニングには「大の字体操」と呼ばれる方法があります。これは、下記のような方法で行うもので、体にかかる負担が少なく、筋肉量の少ない方でも手軽に取り組めるのが特徴です。
1.仰向けに寝転び、両手両足を大の字に伸ばしてそのまま5秒間キープ
2.両手は胸でクロスさせ、両足はたたみ、全身を丸めこんだ状態で再び5秒間キープ
3.この一連の動作を10回程度行います
寝転びながら行うトレーニングなので、誰でも簡単に取り組めます。毎日取り組めば、腸全体の動きが促進され、便秘は徐々に改善されるでしょう。
腰痛に効く腰痛体操
腰痛にはさまざまな症状がありますが、その多くは加齢的変化による筋力の低下が原因だと言われています。これも便秘と同じように腹筋を鍛えることで予防に繋がりますが、できるだけ腰に負担がかからないような体操を行いましょう。代表的なものには、下記のようなものがあります。
・上体前倒し
椅子に座り、息を吐きながら上半身を前に倒すトレーニングです。上半身を前に倒して10秒程度保つという方法で行います。1日3セットに分けて、5回から10回程度繰り返すことで、体への負担を減らしつつ筋力をつけられます。
・片足上げ
椅子に背中をつけたまま、片足を10秒程度保つ運動を、左右交互に5回から10回程度行います。腰回りの筋肉を中心に、効果が得られるので便秘解消以外にも効果があります。
筋肉は年齢と共に衰えてしまうものです。しかし、そのまま放置してしまうと運動ができなくなるだけでなく、便秘や腰痛の原因となるため注意しなければなりません。こちらで紹介したような腹筋トレーニングで、筋肉をつけたり維持したりすることを意識しましょう。