2015/04/13 【明日を楽しむレシピ】
誰かから聞いた言葉に対して似た言葉を思いつくと、ダジャレを言いたくなる人もいるかもしれません。実は、ダジャレを言う人は、脳が若々しい状態を保っているんだそうです。アンチエイジングにもよいとされているのですが、どんなメカニズムなのかをご紹介します。
ダジャレは言葉を使った遊び
ダジャレとは、元の言葉と同音異義語または非常に似ている音の言葉をかけて楽しむ、言葉遊びの一種です。知的な遊びということで、もともとは「洒落」と呼ばれていましたが、その文化が衰退するとともに「駄」を冠して「ダジャレ」と呼ばれるようになってしまったのです。しかし、言語分野を司る脳の活性化に役立ちますし、相手の困ったリアクションを楽しむという一種のコミュニケーションでもあるのです。
ダジャレを言う人は明るい性格で友達も多い?
オヤジギャグとも言われるダジャレですが、すべての中高年が口にしているわけではありません。しかし、ダジャレを言う人と言わない人を比較してみると、言う人のほうが明るい性格で友達も多い傾向にあるそうです。確かに、ダジャレを連発して周囲の人たちからひんしゅくを買いながらも、いつしか愛されキャラになってしまう人も少なくありません。
ダジャレを言えるのは頭がやわらかい証拠?
ダジャレとは、大げさにいえば新しい価値観の創造です。これまで結びつくことがなかった言葉と言葉を反応させ、新しい関係を生み出しているのです。人は年齢を重ねるほどどうしても固定観念にとらわれてしまいがちですが、ダジャレはそんな固くなった頭をほぐすのにちょうど良い柔軟体操なのです。
このようにダジャレは、脳内を軽くストレッチするためにも役立つものです。何か面白い言葉の組み合わせはないかと考えることで明るい気持ちでいることもできますし、誰かとコミュニケーションをとるきっかけにもなります。毎日の生活に潤いを与え、アンチエイジング効果も期待できるのがダジャレなのです。