2015/02/24 【終活のレシピ】
現役を引退したあと、資産計画が心配という人もいるかもしれません。特に、老後破産という問題がクローズアップされており、一生涯の稼ぎ方が注目されるようになりました。今回は、高齢者がアルバイトで働くときのメリットや注意点についてご紹介します。
アルバイトのメリットは3つ
豊かな老後を形成するために、進んでアルバイトを始める人もいます。その理由は、生活するためのお金を稼げることが第一ですが、実はセカンドライフで仕事をするメリットはそれだけではありません。
まず、アルバイトとして仕事をすることは、健康維持につながることが挙げられます。外出する機会があれば自然と身体を動かすことにもなり、体力低下の予防につながります。通勤手段を徒歩や自転車にすると、さらに健康によいでしょう。またアルバイトを通じて、社会とのつながりが増えることもメリットです。セカンドライフを謳歌するにあたり、現役時代と違うコミュニティを作る手段として、アルバイトは効果的だからです。職場の仲間と話す機会があれば、孤独感を覚えずに生活できます。
意欲的な人材に対して門戸は広い
アルバイトは新しいチャレンジになることから、「仕事が覚えられるか」「体力的な負担を乗り切れるか」と不安に感じる人もいると思います。そのため、求人応募に後ろ向きになっているかもしれません。しかし、一部の企業では、積極的にセカンドキャリアを応援する職場づくりの取り組みが始まっています。
高齢者に対して、勤労意欲が高く、離職率が低いという印象を持つ企業は少なくありません。また、技術や経験、人脈があり、即戦力の人材として期待しています。そのため、応募希望者が想像するより、門戸は広く開かれているといえます。
業務を覚えるまでの時間や体力的負担は、企業側も配慮したうえでトレーニングマニュアルを作成しています。自分の能力を気にする方は、事前説明や研修、トレーニングの内容を確認してからアルバイトを始めましょう。