2014/05/27 【快適くらしのレシピ】
いよいよ今年も梅雨の季節がやってきます。じめじめするのは気分も憂鬱になりますが、気にとめておきたいのは、家の中で繁殖していく細菌です。食中毒を引き起こす可能性もある原因菌をできるだけ増やさないようにするために、今回は梅雨に入る前に今からやっておきたいキッチンや部屋でできる対策をご紹介します。
梅雨時期に繁殖! 食中毒の原因菌 キッチン対策
食中毒の原因となる大腸菌やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などは、家庭内でも繁殖の可能性があるといわれています。大腸菌は食肉や食肉加工品、サルモネラ菌は家畜や家禽(かきん)の食肉、卵などが主な汚染源で、ペットなどからも感染することがあるといわれています。黄色ブドウ球菌は、人の手によって感染します。いずれもキッチンが汚染されていれば繁殖してしまうものです。特に梅雨の時期には特に繁殖が進むもの。そこで、ぜひ除菌の習慣を今から見直しておく必要があります。
調理器具やスポンジなどは、台所用洗剤で洗うだけでなく、除菌処理をするのをおすすめします。熱湯消毒、天日干し、除菌スプレー、アルコール消毒など色々な方法があります。
シンクや三角コーナー、排水溝のぬめりは絶対に放っておきたくない場所です。台所用洗剤で洗った後、重層やお酢、除菌スプレーなどで対策ができます。
意外と盲点になりがちなのが冷蔵庫です。外側は、アルコールスプレーをしてキッチンタオルでふきとるといいといわれています。冷蔵庫の中も、カビの繁殖の危険性があります。開封済みの食品は要注意。一つカビが発生すると他の食品にも影響するので、よく気をつけたいものです。
梅雨の前から習慣付けたいカビ予防策
キッチンの他にも、お風呂やトイレ、エアコン、押し入れなども梅雨時期には目を光らせておきたい場所。特にカビを発生させない習慣を今からつけておきたいところです。お風呂にカビを発生させないポイントは、入浴後にカビの栄養になる湯垢や石鹸などをできるだけ残さないように、熱めのシャワーでお風呂場の壁や石鹸がおいてあるコーナー、体を洗う場所などを念入りに流すことにあります。熱めのシャワーの後は、冷たいシャワーをかけるとお風呂場の温度を下げるため、さらにカビ防止に役立ちます。
また、エアコンのフィルターは梅雨入り前に必ず掃除しておきたい場所です。フィルターが汚れたままだとカビや細菌が繁殖しやすくなります。フィルター掃除のめやすは2週間に一度だといわれています。リビングでは窓についた水滴をこまめにふくことや、空気清浄機などで空気を循環させるようにすることなどがポイントになります。
梅雨時期を制するには今から細菌を増やさない習慣をつけること。事前準備をしっかりして、梅雨時期を快適に過ごしたいものですね。