2014/03/25 【明日を楽しむレシピ】
リビングや居間にお気に入りの写真や絵を飾って、日々の生活に彩りを加えているという方も少なくないでしょう。絵を飾ることで「安らぎ」を得るという取り組みは医療現場でも行われていて、無機質な病棟に絵画などを飾る「ホスピタルアート」がここ数年注目を集めています。
どうも上手く絵が飾れない…
このような「安らぎ効果」を持つ絵画ですが、いざ絵や写真を部屋に飾ろうと思っても「どのように飾れば良いのか」、「今一つバランスが悪い」といった悩みを持つ方が多いと言われています。今回は効果的に絵を飾るヒントをお届けしてきましょう。
街角の画商で見つけた素敵な絵。サイズは少し大きめですが「居間の壁には何にも飾っていないので、何とかこの絵は飾れそうだ。持ち帰って居間に飾ろうとするのですが、位置が決まらない…。こんな経験をされたことはないでしょうか。
1枚飾るなら床から絵の中心まで140センチ程度がベスト
まず、居間やリビングなどに絵を「1枚」だけ飾る場合のテクニックですが、飾ろうとする部屋でくつろいだ姿勢に合わせて絵の位置を決めるのがポイントです。具体的には、床から絵の中心からまでの高さが140センチ程度の位置に飾ると良いでしょう。この位置ですと、座ってくつろいでいる時も立ち上がった時にも落ち着いて絵を眺めることができます。
複数飾る場合は「左右対称」、「左右非対称」を使い分ける
次に絵や写真などを複数枚飾る場合ですが、テクニックとしては「左右対称に飾る方法」と「左右非対称に飾る方法」があります。例えば2枚飾る場合は、壁の中心線を基準に、左右対称に飾るのが基本です。左右対称に飾ることで部屋全体が落ち着きます。少し飾りで冒険をしてみたいというときには、一度左右対称に飾り、少しずつずらして左右非対称にしていくという手もあります。
さらに多くの絵を飾るという場合は、壁の中心部に縦横の線をイメージし、その線を意識して左右対称に配置していく方法、また壁面の上と下に横線をイメージし、上下のラインからはみ出さないように揃えて絵を配置していく方法などがあります。
床に直置きでオシャレな感じを演出する
また、壁に飾るという発想を転換して、絵や写真を床に直接置いてしまうというのも新鮮です。縦向き、横向きの額やサイズの違う額などを並べて飾れば、さながらアトリエのよう。部屋のカーペットや照明を工夫することで、よりオシャレな空間を作れることができるでしょう。
何かとストレスが多い現代社会。お気に入りの絵や写真が飾ってある「ホッとできる空間」で一息ついてみるのも良いかもしれません。