2013/11/15 【明日を楽しむレシピ】
新調した洋服を着て外出したときのウキウキ感は何とも言えません。しかし、新品の洋服を購入するにはそれなりの予算が必要になってきます。もっと手軽に、気軽にファッションを楽しみたいという方たちが今注目しているのが「古着」の利用です。「古着はちょっと……」と抵抗がある方も多いかと思いますが、古着のイメージは一新され、その利用は若い人からシニアまで全世代にわたっています。少ない予算で、思いがけない掘り出しモノも。シニアライフを快適に過ごすための古着活用術を探っていきます。
拡大する古着市場 今や40ヶ国近く古着を輸入
今や古着、中古のブランド品などの市場は「リユースファッション市場」とも呼ばれ、矢野経済研究所によると2009年度の市場規模は前年度比104.8%の3,190億円に達したとのことです。市場規模拡大の要因の1つが「古着の輸入」です。日本古着小売業協同組合によると、ビンテージ・ブーム後下がり続けて古着の輸入は、古着を取り扱う大型店舗などが出現したころから再び増加。2005年度には米国、韓国、台湾、オーストラリアなど38カ国から輸入され、同年の米国貿易統計によると、原料を除いた商品ベースの金額では日本が最大の輸出国になっているとのことです。
限られた予算の中で「良いものを安く買いたい」
このように古着が人気を集めている理由には、品質の良い古着が増えて利用者に抵抗感が薄れてきつつあること、限られた予算の中で「良いものを安く買いたい」という意識が高まったことなどが挙げられます。また最近では気軽に入店できるよう工夫を凝らす店舗が増えていることも利用増につながっているようです。
状態、傷などを確認し納得して購入することが必要
実際店舗を訪れてみると、ものによっては新品の10分の1程度の金額という商品も少なくありません。丹念に探してみるとブランド品やビンテージものなどもあり、まさに「宝探し」の気分です。欲しかったけれど高くて購入に踏み切れなかった「あの商品」も格安で見つかるかもしれません。返品不可のお店が多いため、自分の目で材質、傷や汚れなどの状態をしっかり確認し納得して購入することが大切です。インターネット上にも古着を販売しているお店が多数ありますが、こちらで購入する場合も写真や動画で状態を確認し、不安がある場合はメールでお店に確認する方がよいでしょう。
買い取りも賢く利用
さて、ここまで古着の購入のお話しをしてきましたが、古着店の「買い取り」についても最後に少し。古着店ではブランドもののバックや時計などを扱っている店舗も多く、手持ちの商品によってはプレミア価格で買い取ってくれるケースもあります。最近は原材料価格の高騰もあって貴金属類なども高値で買い取ってくれるお店もありますので、不要な品があったら利用を検討してみるのも良いかもしれません。