2013/10/31 【カルチャー情報】
新しい趣味を始める時に、ご夫婦で始められ方も多くいらっしゃいます。長年連れ添った相方と、今だからこそ一緒に何か始めることは、お二人にとっても刺激になることでしょう。
そんなご夫婦で始められる趣味の一つに、社交ダンスがあります。男性と女性がペアを組んで踊るダンスで、5歳前後から80代後半まで非常に幅広い年齢層の人たちから親しまれています。数年前から芸能人によるダンス大会がテレビで放映され、認知度が一気に高まりました。
社交ダンスは、海外ではソシアルダンシングとも呼ばれ、ダンスを通してコミュニケーションを楽しむツールとして人気があります。ステップさえ覚えれば初対面の相手とも踊ることができるので、敷居が低く簡単にはじめられるのが魅力です。
社交ダンスを習える場所は多い
日本における社交ダンスの人口は、世界でもトップクラス。実はとても身近な存在で、覚えようと思えばすぐにでも習うことができます。ここでは、社交ダンスを効率よく覚える方法を紹介しましょう。
社交ダンスを習うには、大きく分けて2通りあります。一つはダンス教室に通うこと。ダンス教室の講師には大きなダンススクールなどで学んだ人が多く、ダンスを早く習得するためのコツや美しく踊るためにはどうすればいいかなど、的確なアドバイスをしてくれます。指導がしっかりしているので、短時間でダンスの基礎を学べることでしょう。
もう一つがダンスサークルで習う方法。こちらは、サークルによって教えてくれる人のレベルが大きく異なります。どんなサークルなのか、どんな人たちが所属しているのかをあらかじめ調べてから参加するのが、無難です。
サークルで習うメリットは、友達感覚で習えるという点です。教えてくれる人も講師ではない場合もあるので(講師がボランティアで教えているサークルもあります)、おしゃべりを楽しみながら気軽にダンスを学べます。参加費が必要なところもありますが、本格的なダンス教室にくらべて非常にリーズナブルなのもポイントです。
社交ダンスは健康や美容にも効果大
優雅なイメージのある社交ダンスですが、実はかなりハードなスポーツです。社交ダンスを1時間ほど踊ったときに消費されるカロリーは約200kcal(ウォーキングでいえば通常歩行で約130kcal、早足で約220kcal)。また、ダンスで足を交互に動かすことにより、足がポンプの役割を果たして血管の収縮運動を活発化させ、血行が促進されます。さらに呼吸の回数も増えて酸素吸収量が多くなるため、心臓を鍛える効果もあるのです。
その他、意外と知られていないのが姿勢の矯正効果です。社交ダンスは背筋を伸ばして踊るダンスなので、普段の生活でも自然と姿勢がよくなります。姿勢が悪いと肩こりや腰痛の原因にもなりますが、社交ダンスを続けていれば、肩こりや腰痛の予防・改善の効果も。
ダンスといえば、衣装の華やかさも、忘れてはならない魅力の一つです。非日常な舞台で見慣れていない煌びやかな衣装の旦那さん、奥さんを目の前にして、気づかなかった新たな魅力を発見してしまうかもしれませんね。