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カルチャー情報

日本古来のポエムで伝わる想い

2013/09/30 【カルチャー情報】

 日本古来のポエム

「日本古来のポエム」と聞いて、ピンときた方もいるのではないでしょうか。日本で大昔から親しまれている俳句や川柳のことです。中にはとても自分にはできないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかしどれもある程度の決まりごとやルールはありますが、やってみると意外なほど簡単で始めてみるとその面白さにはまってしまう人もたくさんいます。それになんと言っても費用が掛かるものではないので、気軽に始めることができます。

 

 

俳句や川柳の作り方

俳句の決まりごとは5・7・5で季語が含まれていることです。例えば俳句と言えば松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」が有名ですが、この俳句では「ふるいけや」が5音で、「かはづとびこむ」で7音で「みずのおと」で5音です。季語は蛙でこの俳句では、蛙は春の季語なのです。ただ中には、なぜ蛙が春の季語なのか、不思議に思われる方もいるかもしれません。これは蛙が冬眠から目を覚まし、春が訪れたことを告げるように鳴きだすことから春の季語になっているそうです。なんだか情緒ある由縁ですね。

季語がまったく分からない方には、「歳時記」が手助けしてくれます。書店で簡単に購入でき、全ての季語が掲載されています。価格もそんなに高くはなく、1800~2000円前後で売られています。

もし俳句が難しいと感じられるのであれば川柳という手もあります。川柳も俳句と同じ5・7・5の音で作られる日本のポエムです。ただ俳句とは違って季語や句切れなどの制限がなく、字余りなど俳句と比べても比較的自由です。川柳と言えば毎年10月から12月にかけて募集されるサラリーマン川柳が有名で、翌年の1月に全国から寄せられた傑作の中から、100の川柳が選ばれ最終的にベスト10が発表されます。

 

桜や雪などの四季折々の風景を俳句にしたり、自分に想いを川柳や短歌に託するのも楽しいものです。面と向かってはなかなか言えないような旦那さんや奥さんへの感謝の気持ちを、日本古来のポエムで伝えるというのも、なかなか粋ですね。

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