2016/05/02 【お知らせ】
4月16日、全優石・世界遺産アンコールワット参道修復工事支援に向かわれていた大阪石材工業社 景山様が帰国されました。
景山様より、
到着当初は、「言葉も通じない、通訳もいない、石もテラライトという軟石で初めて触る石、という状況の中で自分に何が教えられるだろう」という不安でいっぱいでしたが、到着初日から現地の方に大変良くして頂き、その不安がなくなりました。
原石ブロックを既定の寸法に成形するのが仕事でしたが、高い精度が求められ、いざやってみると、教えるというよりはその作業を何年もされている現地の方から教えてもらうというような感じでした。
現地では雇用が優先されているようで、機械があるのに使わない、その日にどこまで作業をするという意識ではなく、終業時間までにできることをやるという意識で、日本とは就業に関する意識が違うのだなと感じました。
しかしながら、現地の方々はその仕事に非常に誇りを持って取り組んでおられました。
一つの石を4日間かかり、この遺跡の修復までにはまだまだ時間がかかりそうですが、機械があればまた支援に向かいたいと思いました。
とのご感想を頂きました。