2019/12/26 【お知らせ】
東日本大震災発生以来続けている津波記憶石建立プロジェクト。
東日本大震災で特に大きな被害を受けた宮城県本吉郡南三陸町の中心部に建設中の「南三陸町震災復興祈念公園」の一部開園にあわせ、第34号基目の津波記憶石を建立、地元南三陸町に寄贈。12月17日に南三陸町主催による除幕式が開催されました。
震災時、最大20m超と推定される津波が押し寄せ、多くの尊い命が奪われ、海岸沿いの低地にあった市街地や集落が消失した南三陸町。復旧に際しては27メートルも嵩上げする等、極めて困難で、気の遠くなるような復旧作業を一歩ずつ進めてきました。
住宅や学校などの施設が高台に新設され、かつての町には犠牲者の鎮魂と防災を伝える場として「南三陸町震災復興祈念公園」の整備が進められています。
津波の恐ろしさと教訓を後世に伝える「津波記憶石」はこの復興祈念公園内の祈りの丘のシンボルとして建立設置されました。
令和元年12月、同公園の一部開園に伴い開催された南三陸町主催の除幕式では、冒頭の式辞で、佐藤 仁町長が、今なお生々しい震災当時の記憶や、8年9か月の歳月に触れ、時折声を詰まらせながら、町の新しい未来に繋がっていくことへの願いなどを述べられていました。
なお、寄贈された津波記憶石には町の公募で選ばれたメッセージが刻まれています。