2021/01/18 【快適くらしのレシピ】
冬本番を迎えて窓を開ける機会も少なくなりました。新型コロナウィルス対策には、こまめな換気が重要と言われていますが、なかなか窓を広く開け続けるのは難しいもの。寒さと折り合いをつけて冬でも上手に換気をしていきましょう。
<部屋の温度を下げない工夫でこまめな換気を>
もともと通常のエアコンには換気機能はありません。(換気機能を備えているものもあります)ですから、エアコンを稼働させているだけでは換気にはならないので注意が必要です。
とくに最近のマンションなどは気密性が高く、ウイルスや一酸化炭素などを排出しにくく、外の空気を取り入れにくい構造になっています。寒い日でもこまめな換気を心がけたいものです。
部屋を冷やさずに換気をする一番のポイントは、部屋の温度を下がりにくくすることです。暖房を入れたままで窓を開放しましょう。少し強めに暖房を入れておいてもよいでしょう。換気時間は部屋の広さにもよりますが、1時間に5分程度は窓を開けるようにしたいものです。
起床前や外出からの帰宅時などに合わせて暖房のタイマーを入れておけば、部屋も早く暖まり、換気をしやすくなります。
<空気の通り道を作ろう>
また、冷暖房の設備がない昔から言われていることですが、「空気の通り道」を作ると換気がしやすくなります。昔の家は、縁側や窓、勝手口などがあり、そこを開けておくだけで家の中によく風が通りました。
同じように、可能であれば対角線上にある窓やドアを開いておくと風がよく通ります。
窓が一か所しかない場合は、サーキュレーターや扇風機を窓に向けて使って室内の空気を外に出しましょう。
適切な換気はウイルスの排出だけでなく、一酸化炭素中毒も防ぎ、喉や鼻を乾燥から守ります。また家の中にこもりがちだと、それだけで空気も澱んだ気分になります。
少し寒くても、窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、こんな時だからこそ清々しく暮らしたいものです。