2018/01/29 【明日を楽しむレシピ】
1月も中旬になると茶道の初釜(新年の初稽古)が開かれ、今年も美しい着物姿を街中で見かけることがありました。茶道や華道、日舞などの習い事をされている方は、お稽古や発表会などで着物をお召しになる機会もあるかと思います。しかし大方の女性は、お祝い事の席で訪問着や付け下げを着られるくらいで、日常生活で着られる方は少ないようです。
<お手頃価格のプレタポルテやリサイクルも出回っています>
着物は高価なものというイメージもありハードルが高く感じられますが、最近ではいわゆるプレタポルテの着物もS、M、Lといった洋服と同じようなサイズ表記で販売されており、購入しやすくなっています。
また、リサイクル着物も多く出回り、その専門店も実店舗だけでなくネットショッピングでもたくさん見かけるようになりました。
仕付け糸のついたまま(未着用)の新古品も販売されていますので、良い状態のリサイクル品を手ごろな価格で手に入れることが可能になりました。
いずれの場合も、着物初心者の方は、日常着として着用できるタイプの着物から購入することをおすすめします。
たとえば紬やお召しといった「織りの着物」は滑りにくく、初心者でも着付がしやすい布地です。また汗や雨にも強いので、普段使いに適しています。
小さな柄が全面に散りばめられた小紋の着物も帯合わせがしやすく、少し着付が下手でもあらが目立ちにくい万能選手です。
これらは礼装には適しませんが、普通のおでかけに気軽に着て行くことができます。
<自分にあったサイズを見つけましょう>
呉服屋さんで反物から購入する際には自分のサイズに仕立てられますが、ネットショップなどで購入する場合は、あらかじめ自分のサイズを知っておくと便利です。
一般的に着丈と裄丈(たもとの袖口までの長さ)が身体にあっていると身に着けたときにきれいにおさまります。女性の場合、着丈はほぼ身長分あることが目安で、裄丈は腕の長い方で65~68センチほどです。自分にぴったり合ったサイズの着物は着崩れしにくいですし、ボディラインもきれいに見せてくれます。
また、お母様やお祖母様の着物をご自身のサイズに直して着用することも可能です。こうしたお直しを引き受けてくれる業者もありますし、インターネット検索で見つけることもできます。
ネットには着付の解説動画もたくさんアップされていますので、まずは気軽にちょっとしたお出かけに着用してみてください。「普段と違う自分」にきっと出会えますよ。