2017/10/17 【快適くらしのレシピ】
65歳以上、いわゆるシニア世代に向けた生活家電のラインナップが充実してきています。シニアの夫婦二人世帯や単独世帯の増加傾向に合わせて、「コンパクトで軽量」であることが大きな特徴です
<ラインナップが充実してきたシニア向け家電>
たとえば50歳以上の女性の身長から検証して、小柄な人でも肘を上げずに中のものを出し入れできたり、力が弱い人でもドアを開くことができる冷蔵庫が登場しています。
また、これまでは5合炊き中心だった電気炊飯器も、3合・2合炊きのような少ない容量のものが充実を見せています。お米を入れた状態でも内釜を軽量に保てるタイプや、「おひつ」のように食卓まで持ち運べるタイプなど、工夫を凝らした製品が各メーカーから発売されています。ごはんと一緒におかずを調理できるタイプも人気があるようです。
さらに液晶で操作ボタンや数字が大きく表示されるオーブンレンジ、洗濯槽を浅くした洗濯機、足元を暖めるエアコン、2キロ以下の軽量な掃除機など「シニアに優しい」家電が続々と誕生しています。
<ライフスタイルに合わせた機能を持った製品を>
これらシニア向け家電が、若者をターゲットとしたコンパクト家電と大きく違う点、それは、決して低価格というわけではない、ということです。
シニア向けにターゲットを絞ったこれら家電は、「生活スタイルにあったもの、良いものを使いたい」というシニアの需要に答え、厳選された高い性能をもつ製品が揃っています。
それゆえたとえコンパクトであっても価格は通常サイズと変わらず、あるいは「大きさの割には高い」と感じるものもあるかもしれません。
しかし新しい家電は省エネ機能を備えたものも多くあり、電気代が低く抑えられるというメリットから、実質的には安く済むという例も少なくありません。
シニア向け家電を購入されるコツは、ぜひ実物を見て触って、ご自身にぴったりと合ったものを探して検討してみることです。
買い替えのタイミングにぜひ「シニア家電」を検討してみてはいかがでしょうか。