2013/08/30 【終活のレシピ】
最近よく見かける、シニア向けの保険とは、これまでの保険には加入するのが難しいといわれた50才以上を対象につくられた保険です。
大きくわけて、簡単な告知だけで入れる「引受基準緩和型保険」と告知書なしで入れる「無選択型保険」の2種類があります。年を重ねていくと、過去に病気をした人も珍しくないため、保険料も一般のものより割高になっている傾向はあります。とはいえ、保険に入りづらくなった世代にとって、シニア保険はとてもありがたい存在なのです。
最近の保険は品揃えが豊富
保険には、実に豊富な種類が揃っています。年齢を重ねていけば、体の不調は人によって状態が違うものですが、あらゆる状態に適応できるよう様々な保障が用意されています。ですから保険に入るときには、自分にはどんな保障が必要なのかを理解した上で選ばなければなりません。
病気やケガなどの、入院・手術に対する費用が不安なら医療保険がいいでしょう。一生涯保障のものや、ずっと保険料が上がらないもの、希望があれば死亡保障もつけられるものなどがあります。
死亡保障を受けたい人には、終身保険があります。お葬式やお墓の費用などを自分で用意でき、残された家族に財産を残してあげることもできます。また、終身保険ではありませんが、不慮の事故や病気で死亡した場合に、お葬式の費用を補償してくれる保険もあります。
介護の負担が心配、安心して老後を過ごすために、せめて経済面だけでも軽減したいとお考えの人には、介護保険があります。保険料の支払いが不要になったり、介護年金などが支払われるという内容のものですが、保険によって規定が変わってきますので、よく比べてから加入してください。
そして、忘れてはならないのががん保険です。今では、がんになったことがある人も入りやすくなっている保険があります。入院したときは日数無制限で、がんの再発や悪化も保障してくれます。日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人が、ガンにかかるといわれています。親族にがん患者が多い人はもちろん、そうでない人も、がん保険は一度目を通して損はなさそうです。
第二の人生を支えてくれる保険もありますので、2、30代の頃に加入した保険を見直してみてはいかがでしょうか。