2022/06/28 【快適くらしのレシピ】
今年は例年よりもかなり早い梅雨明け宣言がなされ、これから暑い日が続くのか、とうんざりされている方も多いのではないでしょうか?
猛暑といえば8月の夏休みごろを想像しますが、実は梅雨明け早々の時期こそ、熱中症にご注意なのです。
<身体が暑さに慣れきっていない今の時期こそ要注意>
盛夏と同様に、梅雨明けの蒸し暑くなった時期にも熱中症が多くみられます。身体がまだ暑いことに慣れていないために、うまく汗をかけない、熱を発散することができない、といった現象が起きて体温調節ができないためです。
5月ごろの運動会で熱中症が発生したことがありましたが、これもまさしく「身体が慣れていない」ために起きた現象です。
日射しが強い日や気温が高い日だけでなく、風が弱い日や湿度が高い日、そして暑くて寝苦しい夜の翌日も要注意です。
室内で冷房の効いた場所にいても熱中症になることがあります。快適に過ごしているようで身体は汗をかいています。しかし、なかなかそのことに気付かず、テレビやネットなどに夢中になったり、仕事に集中するなどして水分補給を怠ると、いつの間にか身体は脱水症状を起こしている、ということになるのです。
食後や3時のおやつタイムのお茶はとても大切です。またそれ以外にもペットボトルの水などを傍らにおいて、冷房の効いた室内であっても常に水分補給をするように心がけてください。
とくに高齢者は温度の変化が体感ではわかりにくくなっています。温度計の室温を必ずチェックするようにしましょう。
家庭では炊事、洗濯、掃除、庭仕事など、やることがたくさんあるかもしれませんが、暑い日に無理は禁物。熱中症は、スポーツ中や屋外作業中に多く起きそうな気がしますが、実は半数近くが家庭で起きています。
学校や仕事だと意識して注意を払っていますが、家庭だとつい甘くなってしまいがちなことも要因です。
さあこれからが暑さを迎える本番です。注意を怠らず、夏の風物も楽しんでください。